「古来より希」だった70歳。長生きできたことの幸運を。
古希とは、数え70歳のお祝いです。この名の由来は、唐の詩人杜甫による漢詩の一節に「人生七十古来稀なり」(七十年生きる人は昔からほとんどいない)とあったものからとられています。今では、元気な七十代の方も増えましたが、日本の平均寿命が70歳を超えたのは、おおむね1960年代後半ごろのことです。杜甫の時代には、70歳を迎える方はほとんどいなかったとされていますが、現代でも、七十まで生きるのは大変におめでたいことと言ってよいでしょう。現代人といえども、70歳を健康に迎えられることは、心から感謝すべきお祝いなのです。
古希のテーマカラーは紫や藍色。
古希の祝い色は、紫やそれに近い藍色とされています。紫は、古来より高貴な色とされ、高位の人だけが身に着けることを許されてきました。また、仏教では魔除けの色ともされています。さらに癒しの効果があるとも言われ、こころを落ちつかせる色でもあります。紫に近い藍色も、古希のお祝いには選ばれています。
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