ギフトコンシェルジュ真野知子さんが提案。
「賀寿」の贈りもの。
日本には賀寿のお祝いとして長寿を祝う節目の年齢があり、還暦、古希、喜寿など年長者を敬う文化は古くから受け継がれています。
両親や祖父母、または友人、恩師など大切なご縁でつながっている方が迎える長寿の節目、賀寿をお祝いし、これまでの労いや感謝の気持ちを伝えましょう。
金箔や金粉など「金」をあしらったアイテムは華やぎがあり、ハレの日の贈りもの、お祝いシーンにぴったりです。
日本の職人の手仕事によるものは質が高く、記念の贈り物としてもふさわしい。
相手にとっていつまでも心躍る素敵な存在になってほしいですね。
【賀寿ギフトの選び方】
「還暦」には赤、「傘寿」のお祝いには紫のちゃんちゃんこ&頭巾を贈るのが代表的なアイテムとしてありますが、それ以外では特に決まった物はありません。
ただし毎年巡ってくる誕生日とは別格のお祝いなので、消耗費品の類より、思い出として記憶に残る贈り物、記念として形に残る品物選びをおすすめします。
そして、今や生き方もさまざまになった時代。健康寿命も延びて、まだまだ現役世代という方もいれば、リタイア後の暮らしを楽しまれている世代もいらっしゃいます。その方のライフスタイルや趣味に合わせた品物を選ぶことがベター。
また、それぞれにお祝いの色とされているカラーがあるので、迷った時はその色をテーマに品物を選んでみるのもひとつの選択肢です。
【祝いの食卓】
お祝いに宴は欠かせません。
祝いの食卓を華やかに彩るテーブルウエアや室礼の道具も主役やゲストをもてなす大切なアイテム。
賀寿を祝い、特別な思い出に華を添えてくれる品物たちも主役やその家族への素敵な贈りものになります。
金箔、金色、吉祥紋などのモチーフをあしらったテーブルウエアや長寿とされるおめでたい生き物をモチーフにしたアイテムも祝いのシーンに喜ばれます。
【予算の相場】
贈る相手にもよりますが、大切なのは感謝の気持ちを贈ること。
賀寿のお祝いは人生の節目、大切な記念なので、家族、親族で予算を出し合って、少し高価な物を贈るケースもあれば、友人、恩師へささやかでも何か贈り物をしたいというケースもあります。
おおよその相場ですが、近親者への贈り物なのでこれに限らずです。
ご両親 → 2~3万円
祖父母 → 1~2万円
親類 → 5千円~1万円