2024.07.25

米寿祝いの基礎知識 / 喜ばれるプレゼントとマナー

米寿祝いの基礎知識 / 喜ばれるプレゼントとマナー

米寿祝いのお悩み解決
喜ばれる品を贈ろう

日本には節目ごとに長寿を祝う慣習があります。なかでも88歳を祝う米寿(べいじゅ)は、ことさらおめでたいこととされています。というのも、長寿社会となった現代でも日本の平均寿命は男性が81.05歳、女性が87.09歳※であり、それを超えて88歳を迎えたことは喜ぶべきことなのです。

米寿の祝い色は黄色で、80歳を祝う傘寿(さんじゅ)も同じとされています。黄色の中でも好まれるのが、山吹色に近い赤みがかった金茶色。品があり古来より日本人に愛されてきた色です。箔一では米寿祝いに最適な金箔の色彩、フラワーモチーフなど華やかで特別感のある柄やデザインの品を用意しています。

米寿の由来からプレゼントの選び方、マナーまでまとめてご紹介します。

※厚生労働省「令和4年簡易生命表」より


 

米寿とは?  / 由来と意味

米寿とは、88歳を迎えたことを祝福する慣習です。一般的には、80歳を祝う傘寿、90歳を祝う卒寿(そつじゅ)の間となる長寿祝いと考えられています。還暦(かんれき)や古希(こき)は古代中国から伝わりましたが、米寿は日本で生まれました。88を漢数字で表わすと「八・十・八」となり、これを組み合わせると「米」となることがその由来です。庶民の間に広がったのは江戸時代頃で、「米(よね)の祝い」といわれることもあるようです。また、「八」という字は末広がりで縁起が良いことから、「八」が重なる88歳を祝うようになったともいわれています。

米寿はいつ祝う? / 数え年と満年齢

年齢のカウント方法には「数え年」と「満年齢」の2種類があります。数え年は、生まれた日を1歳とし、新年を迎えるたびに年をひとつ加算する方法。それに対し満年齢は、生まれた日を0歳とし誕生日ごとに年を足していく方法です。

本来、米寿は数え年の89歳で祝います。これは、明治時代に満年齢が導入されるまでは数え年が一般的で正月がくるとみんないっせいに年をとっていたことが大きな理由のようです。一人ひとりの誕生日を祝うようになったのは、昭和20年代のことです。

現代は誕生日を基準とした満年齢で年齢を認識しているため、男性、女性どちらとも「満年齢88歳=米寿を迎える と覚えておくといいでしょう。米寿を祝う時期に決まりはなく、現代では敬老の日など比較的皆が集まりやすい休日や祭日、誕生日、結婚記念日といった本人にとっておめでたい日に併せてお祝いすることが多いようです。また、祝う間柄にも決まりはないため、誰が祝ってもOK。健康寿命が延びた現代とはいえ、88歳の米寿を迎えたことは大変おめでたいことです。上司や知人・友人、恩師、習い事の先生、同僚、サークル仲間など縁ある人の大切な節目をみんなでお祝いしましょう。

米寿祝いのポイントとマナー

結婚式などではお祝いされる側が場を用意しますが、米寿のお祝いは家族などお祝いする側が計画します。最近では、家族や仲間内でカジュアルにお祝いすることが増えていますが、ホテルや料亭などで会を催す場合は正装で。身内だけの席でも、ワンピースやジャケットを選ぶなど年長者を敬う気持ちを表わしましょう。

どんなにお元気でも88歳といえばご高齢です。健康状態によっては計画を変更できるよう旅行先でのお祝いを避ける、疲れが出ないよう堅苦しい会にはしない、体調を考え短時間にまとめるといった配慮は必要です。また、米寿は長寿を祝うものですが、あまり年齢を強調するとかえって相手の気分を損ねてしまう恐れもあります。心身に負担がかからないよう気を配りながら、大切な人を祝福しさらなる長寿への願いを伝えましょう。思い出に残るプレゼントを用意するのもおすすめ。遠方などで直接会えない場合も贈物をするといいでしょう。

箔一では贈答品の全国発送を行っていますので、ぜひご相談ください。

米寿ギフト / 選び方と予算

人生で一度きりの米寿祝い。プレゼント選びに悩む人も多いのではないでしょうか。本人の希望を聞くことが一番ではあるのですが、年齢を重ねてきた方々は、欲しいものを尋ねても慎み深く「欲しいものはない」、「何もいらない」とおっしゃることもあるでしょう。そんな時は、予算内でいくつか候補をだしておき、本人に好みのものを選んでもらうといいかもしれません。

プレゼント選びに迷ったら、米寿のテーマカラーである黄色や金茶色にちなんだアイテムを選ぶのも一つの方法。米寿の祝い色は黄色と金茶色。金茶色は山吹色に近い金色がかった明るい茶色で、江戸時代のトレンドカラーだったほど古来より日本人に愛されてきた色です。
なかでもおすすめは、日本人に好まれる永遠の象徴であり幸福を呼び寄せる縁起物でもある金をあしらったもの。
 

箔一では米寿祝いに金茶色に色味が近い金箔を使ったアイテムやフラワーモチーフなど華やかで特別感のある品を用意しています。

金箔や金粉といった金のアイテムには、ハレの日にぴったりの華やぎがあり、長寿祝いにぴったり。日本の職人による手仕事は丁寧で質が高く、気持ちを伝える特別な贈り物に最適です。


米寿は、毎年めぐってくる誕生日とは別格のものです。家族や親族だけでなく上司や恩師、習い事の先生などお世話になった方が米寿を迎える際は、心のこもったプレゼントを用意してこれまでのねぎらいと感謝を伝え、さらなる健康を願いましょう。

プレゼントにメッセージを添えて気持ちを伝えれば、日頃言葉にできない思いも伝えられます。箔一では、ラッピングはもちろん贈答品にメッセージカードを添えるサービスを行っています。全国配送も可能ですのでぜひご相談ください。


● 予算の目安
米寿祝いに何を贈るか。まずは予算を決め、その範囲内で喜ばれるものや記念に残るもの、縁起の良いものなどを検討しましょう。一般的な相場は下記の通りです。

・両親、義理両親の場合:3万円~5万円程度
・祖父母の場合:1万円~3万円程度
・親戚の場合:1万円~3万円程度
・きょうだいの場合:1万円~3万円程度
・職場の上司の場合:5,000円~1万円程度
・友人の場合:3,000円~1万円程度
 

米寿祝いのNG / 避けたい贈物

米寿は大変おめでたい人生の節目です。だからこそ、プレゼントをする際のマナーにも気を付けましょう。以下に挙げるものは、一般的にギフトとしては避けるべきとされています。絶対に贈ってはいけないという訳ではありませんが、相手を不快にしてはせっかくのプレゼントが台無しになってしまいますので覚えておきましょう。


● 米寿祝いに避けたいプレゼント

昔からタブーとされているもの
・靴下や下着 : 相手を下に見ていると思われることがあります
・現金 : 「生活の足しに」という施しの意味があり、目上の人へは失礼にあたります

縁起の悪いもの
・ハンカチ : 漢字で「手巾(てぎれ)」と書くため、縁切りを思わせます
・くし : 「苦」や「死」を連想させます

お年寄り扱いするもの
・杖や老眼鏡、補聴器など : 自分の衰えを指摘されたようで受け取った人の気持ちが滅入ってしまいます。将来への備えとして贈るという考え方もありますが、本人が希望しない限り避けたほうが無難です。

品物選びは相手との関係性によっても考え方が異なります。たとえ一般的にNGであっても本人からのリクエストであれば気にすることはありません。

迷った時には米寿の祝い色である黄色や金茶色をテーマに選んでみるのも一つの選択。金茶色の色味に近い金色は米寿の祝い色に近く、華やかさや特別感もあるのでおすすめです。


まとめ

米寿は長寿を祝いさらなる健康を願う慣習です。だからこそ、家族や親族、友人など縁ある人が米寿を迎える際には、盛大にお祝いしましょう。米寿祝いのプレゼントは、贈る人も受け取る人も大切な人生の節目に立ち会えたこの日を記憶に残すためのアイテムでもあります。ぜひ皆が笑顔になれるステキな贈物を選んでください。

 

 

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