≪賀寿の一覧です≫
年齢や意味、祝い色をご紹介します。
●還暦(かんれき)
数え年:61歳
祝い色:赤
干支(えと)には60種類があります。「甲乙丙、、、」と続く十干(じっかん)と、「子丑寅、、、」と続く十二支を組み合わせて、「甲子」から「癸亥」まで60年をかけて一周します。数え年の61歳になることは、この十二支を一巡して生まれた年の干支に戻ることを意味します。そのため、再びはじめからスタートするという意味で、節目の年とされています。赤いちゃんちゃんこでお祝いします。
●緑寿(ろくじゅ)
数え年:66歳
祝い色:緑
賀寿の発祥は室町時代とされていますが、緑寿は2002年に設けられた新しい節目です。日本百貨店協会が提案したことから始まりました。健康で若々しい年配者が増えたこともあり、現在では多くの企業が定年を満60歳から65歳へと延長しています。緑寿には、この年に仕事を勇退される方を祝い、その労をねぎらうという意味もあるようです。六とかけて緑色でお祝いします。
●古希(こき)
数え年:70歳
祝い色:紫
唐の詩人杜甫による漢詩の一節に「人生七十古来稀なり」(七十年生きる人は昔からほとんどいない)とあることからとられています。ちなみに杜甫が生きた時代は、日本では奈良時代です。このころの平均寿命はおよそ28歳~33歳だったといわれています。七十まで生きるのは、本当に珍しいことだったのですね。紫色でお祝いします。
●喜寿(きじゅ)
数え年:77歳
祝い色:紫
喜ぶという字を草書体で書くと七が重なることから、喜寿と呼ばれるようになりました。ラッキーセブンともいわれるように、七のぞろ目となるこの年は大変に縁起が良いとされています。本来は数え年ですが、最近は満年齢で77歳の年にお祝いすることも増えているようです。高貴な色である紫色でお祝いします。
●傘寿(さんじゅ)
数え年:80歳
祝い色:黄色、金、茶
傘という字を分解すると、八十が縦にかさなったようにもみえることから傘寿となりました。平均寿命が延びた現在でも、80歳まで元気でいるということは、とてもありがたいことと言ってよいでしょう。華やかで力強さを感じる黄色、金、茶でお祝いしましょう。
●米寿(べいじゅ)
数え年:88歳
祝い色:黄色、金、茶
米という字を分解すると八十八となることから、米寿として祝います。八はもともと末広がりで縁起の良い数字ですが、これが二つ並ぶことで大変おめでたい数字となります。色は黄色や金色や茶色でもよいようですが、名前にかけてベージュ色でお祝いすることもあるようです。
●卒寿(そつじゅ)
数え年:90歳
祝い色:白
卒は略字では卆と書かれ、これを縦に分解して読めば九十となることから卒寿とされています。白色でお祝いをします。長寿社会と言われる現代でも、90歳となるのは大変に価値のある大切な節目なのです。
●白寿(はくじゅ)
数え年:99歳
祝い色:白
百という数字から一を引くと白。それで、100歳マイナス1の99歳を白寿というようになったといいます。長寿の祝いは中国から伝わったものですが、白寿については、日本発祥の賀寿と言われています。世界的にも有数の長寿国である我が国ならではの風習と言えるかもしれません。名前の通り白い色でお祝いしましょう。
●起寿・百寿(きじゅ・ももじゅ)
数え年:100歳
祝い色:白
100歳の節目を迎えることは、現代でも本当にまれなことで、素晴らしく幸運なことと言えます。日本国内には100歳以上の方が、現在8万名以上いらっしゃるそうです。毎年9月15日の敬老の日に、その年に100歳を迎える方へ国から銀杯が送られています。国家としてもお祝いするほどの、本当におめでたい節目なのですね。
| プレゼントの選び方について。
賀寿は家族でのお祝いとなることが多いですから、賀寿を迎えられた方の好みや健康に配慮をしながら、なるべく堅苦しくならないよう行うのが良いようです。日程も、誕生日の当日などにはこだわらず、その年のうちに行えばよいのではないでしょうか。マナー違反ということもあまりないようですが、病気や死を連想させることは避けたほうが良いともされています。具体的には、櫛(苦しい、死を連想)や、寝具・パジャマ(寝たきりを連想)などを贈るのは、あまり好まれないとされています。金沢箔工芸品は大変に美しく、晴れやかな印象があることから、賀寿のお祝いには喜ばれています。箔一には、贈り物に最適な様々なアイテムが揃っています。