米寿のお祝いの仕方について。
88歳と聞くと、とても長生きされたとうれしくなります。日本は長寿国ですので、今では、おおむね1年間に50万人から60万人ほどの人が米寿を迎えられています。かつては70歳も古希(古来より希)とされた時代もありましたが、今では米寿を迎えられる人は大変多くなっています。
・お祝いの時期について
長寿のお祝いは正式には数え年で祝うものですので、正式な米寿は86歳の時の1月1日ということになります。ただし、最近はあまりこだわらず、満88歳になる誕生日前後でお祝いすることが増えているようです。また沖縄県の一部地域などでは、旧暦に8月8日に米寿のお祝いを行うところもあるようです。
・祝い色について
日本百貨店協会が推薦する祝い色は、ベージュです。また、傘寿と同じく金茶色や黄色でお祝いすることもあるようです。いずれにせよ、晴れの日ですので、賑々しい色合いがふさわしいように思います。お祝いされる方の好みに応じてお選びいただいてよいでしょう。
・予算について
米寿のお祝いの予算は、人それぞれです。子供世代から両親へ送る場合はおおむね30,000円~50,000円程度、孫世代から送る場合は10,000円~30,000円程度の範囲で検討されることが多いようです。
・米寿のお祝いに好まれるもの
米寿の名前の通り、お米にちなんで、かつては米を量るときにつかった斗掻(とかき)などを送っていたようです。いまでは、こうした道具はほぼ使わなくなりましたので、皆で心のこもった贈り物を選ぶのが良いでしょう。お箸やお茶碗など、お米にちなんだものも喜ばれています。