伝統技法が進化した、新しい色彩 金工の世界には、古くから色変えの技法があります。これは「燻し銀」などとして知られているもので、金属が熱や酸化によって変色する性質を応用したものです。自然の力によって生み出される色彩は、人工的な着色では得られない、複雑で深みのあるグラデーションを持つことが特徴です。
Point 01 独自の研究の末に生まれた美 箔一では、この色変えの伝統技法を研究し、また独自に新しい色彩を開発してきました。それが箔一の「色彩箔」です。色彩箔は大変に繊細な技術で、夏と冬でも仕上がりの色が変わるほどです。箔一には、あらゆる条件の組み合わせによる独自の色彩箔の製法が蓄積され、受け継がれています。 【関連記事】 ・新しい金沢箔の色彩について
Point 03 一つずつ異なる微妙なグラデーション この花入れは、箔一ならではの「色彩箔」の魅力を存分に味わえる商品です。デザインは箔の風合いを生かした、柔らかい印象。大変に美しい色彩箔を用いているので、花を飾らなくても、部屋を華やかにするインテリアとなります。自然な色彩のため、一つずつ、ニュアンスが異なることも、愛着がわく秘密です。