| 五月人形の種類について。
五月人形には、様々な種類があります。
人気があるのは兜飾りや豪華な鎧飾りです。また戦国武将をモチーフにしたものや、勇ましくも愛らしい子供大将も人気があります。さらに金太郎のような強い男子をイメージしたものもあり、その種類は多彩です。ガラスやアクリルのケースに入ったものも飾りやすく人気となっています。
いずれも、男の子の健やかな成長を願って飾るものです。箔一には、伝統の金沢箔を使った美しい箔布よる上品できらびやかな木目込み人形が揃っており、少し特別な五月人形として選ばれています。
| 五月人形の最適な購入時期。
五月人形を購入するのは、おおむねいつ頃がよいのでしょうか。例年、2月下旬から4月頃が店頭に五月人形が多く並ぶ時期です。特に初節句の場合は、4月中旬には飾りつけまで済ましておきたいものです。
なお、前日になって飾るのは「一夜飾り」と呼ばれ、縁起が良くないとされています。
| 五月人形は、誰が買うの?
五月人形を誰が用意するかについて、特に決まりはありません。最近では、実家の祖父母がお金を出すケースが増えています。特に父方の祖父母が用意するものだとされる地域もありますが、それほどこだわる必要はありません。
両家の祖父母が御祝いとして現金や商品券を渡して、それで選ぶというケースもあります。
| 五月人形を飾る時期について。
五月人形や鯉のぼりを出す時期は、5月5日の端午の節句にあわせて、春分の日である3月20日前後から4月中旬くらいが良いとされています。5月5日までに飾れば良いと考える方もいらっしゃいますが、男の子は「先手必勝」。何事も早め早めに用意しておくのが、縁起が良いと言われています。
遅くなったとしても4月29日の昭和の日くらいまでを目安に、五月人形の飾りつけを終わらせたいものです。女の子と男の子がいらっしゃるご家庭は、2月の立春を過ぎたら雛人形を飾りつけ、3月中旬の天気がよい日に雛人形を片付けて五月人形を出すというスケジュールが良いでしょう。
| 五月人形を片付ける時期は?
五月人形をしまう時期としてベストなのは、5月5日の端午の節句が過ぎてから、梅雨が始まるまでの5月中旬頃が良いでしょう。五月人形をしまうときは、できれば五月晴れの空気が乾燥した日を選んでください。
長持ちさせるためにはお手入れもしっかりしておきましょう。また、今はケース入りのものもあり、そのままインテリアとして通年飾っておくという方も増えています。
美しい伝統工芸品である五月人形を、時期を問わずインテリアとして楽しむのも良いでしょう。
| 五月人形のお手入れ・収納の仕方について。
五月人形のお手入れ方法は、以下の手順をご参考ください。
1/顔や衣装のホコリや汚れを取る
まずは五月人形の顔や衣装、兜や甲冑の表面についたほこりや汚れを優しく落としましょう。このとき、手や指をつかうと皮脂がついてしまうことがあります。
はたきや筆、綿棒などを使うのがおすすめです。ケース入りの五月人形の場合は、ケースについた汚れをはたきで落としたり、ガラス用の住宅用洗剤を薄めたもので表面を拭いたりしてお手入れしましょう。
2/布や面紙を全体に巻き付ける
全体のほこりなどを落としたら、薄布や紙などで五月人形をくるみます。布や紙で包むときや、包んだ紙をテープなどでとめるときは、きつく巻きすぎてしまうと型崩れや破損の可能性もありますので、お気をつけください。
小物なども細かい部品がなくならないよう、袋などに小分けにしてしっかりとしまいましょう。
3/袋や収納ケースに片付ける
最後に備え付けの袋や、収納ケースにしまいます。防虫剤を使用するときには、必ず人形用のものを選び、使用量も正しく守ってください。防虫剤が人形や装飾品に直接触れないように注意しましょう。
収納する場所は高温多湿を避け、できるだけ湿気の少ないところに保管します。箔一の五月人形は、昔ながらの仕上げにこだわった美しい飾り台がついていますが、この蓋を開けるとそのまま収納ケースになっています。
場所を取らず便利なだけでなく、大切な五月人形を末永く大切に保管できます。
| マンションや自分用に|コンパクトなサイズも人気
現在の住宅事情として、マンションや核家族世帯などにはコンパクトなサイズの五月人形も人気です。
箔一では収納ケースがそのまま飾り台になるものや、アクリルケース入りで棚の上などに飾れるものも揃えています。通常、五月人形の大きさは号数で表示されています。
号数ごとのサイズはメーカーや工房によってもやや異なりますが、大きいものだと10号や12号、小さいサイズをお探しなら7号や8号のものを選ぶといいでしょう。
箔一でもスペースを選ばずに飾れる、卓上サイズの「豆兜」を用意しております。兜を載せる黒の飾り台は、そのまま収納してしまえるコンパクトな仕様です。五月人形を購入する際には、実際に飾る場所やしまう場所もイメージしながら検討するのがおすすめです。