お酒の時間を豊かにする酒器。片口の魅力。

片口があれば、お酒の時間がいっそう楽しくなる。

ゆっくりとリラックスして楽しむ家呑みは、日頃の疲れを癒す贅沢な時間です。家で、ちょっと良いお酒を楽しみたい。そんな時には、ぜひ片口を使ってみてください。片口があることで、家呑みの時間が、ぐっと豊かなものになっていきます。そんな片口の魅力をご紹介します。

日本酒好きな人にこそ、片口をおすすめしたい理由。

片口とは、日本酒を注ぐピッチャーのことです。片方だけに注ぎ口がついているため、片口と呼ばれます。鳥のくちばしのような形が、とても可愛らしい酒器です。日本酒だけでなく、料理を入れたり、花器として楽しむ人もいます。この片口を上手に使うことで、家呑みの時間はいっそう楽しいものになります。
その理由をご紹介します。

 

・日本酒の味が、まろやかに変わります。

ワインをデキャンタに注ぐことを、デキャンタージュと言います。これはワインをあえて空気に触れさせることで、香りをたたせ、味をまろやかにするためのもの。片口にも、似たような効果が期待できます。日本酒の場合、ワインほどの大きな変化はないと言われていますが、空気に触れることで味がまろやかになっていきます。

 

・片口で、香りをより豊かに楽しむ。

日本酒は、温度によって香りが変わります。吟醸酒などは、冷蔵庫で冷やして保管することが多いと思います。冷蔵庫から出したばかりのお酒は、いわゆる雪冷え(5℃)くらいの状態になります。この温度帯では、すっきりとした味わいが楽しめる反面、香りや甘みはやや弱くなることが多いようです。これを片口に注ぎ、花冷え(10℃)から涼冷え(15℃～20℃)くらいの温度帯になると、香りは一層引き立ち、甘みもより強く感じるようになっていきます。片口を使って、香りの変化も楽しむのも、素敵な時間です。
 
 

・より美味しい状態を保って、日本酒を楽しめます。

日本酒は温度が変わることで香りや味わいが変化します。もし片口を使わずに、一升瓶や四合瓶から直接そそぐ場合、テーブルに長い時間出しっぱなしにしてしまうことになり、温度が上がりすぎてコンディションの悪化を招くこともあります。片口を使って温度管理をすることで、いつもちょうどいい状態で日本酒を愉しめます。
 
 

・テーブルコーディネートがより華やかになります。

片口の魅力の一つは、そのデザインです。鳥のくちばしのよう注ぎ口が可愛らしく、多彩なデザインがあるので、自分好みのものが選べます。また、ぐい呑みや盃とセットになったものを選べば、テーブルコーディネートはいっそう上品なものになるでしょう。
 
 

・お酒を楽しみながら、会話が弾むきっかけに。

ぐい呑みや盃などの酒器は、いずれも小さいという特徴があります。これは、ワインなどと違い、お互いについだりつがれたり、というコミュニケーションを楽しむ習慣が背景にあります。お気に入りの片口を使って、家族や友人たちとお酒をつぎあえば、きっと会話も弾むことでしょう。

 

・深酒しがちな人は、飲みすぎ防止のためにも。

終わる時間を気にしなくてもよい家呑み。ついつい飲みすぎてしまう、という人もいらっしゃるかもしれません。そんな人にも片口はおすすめです。その日の呑む上限を決め、その分だけを片口に注いで、飲みすぎを防止するという方もいらっしゃるようです。

 

夢想(銀)　片口

ふんわりとしたフォルムと雪が舞ったようなやさしいデザインが特徴の片口です。夏以外でもゆったりとお酒が楽しめるお品です。

 

彩華　酒器セット

一つずつ手作りされる、宙吹きガラスの一品。ハンドメイドのガラスならではの流動的なデザインが魅力です。金箔は、全体にあしらわれており、華やかながら清楚で上品な印象の酒器セットです。大切な方への贈り物にもおすすめです。