
暗闇の中に
輝く満月を表現
金沢箔扇子 箔美 月夜 tsukiyo
古来日本には、多くの暗闇がありました。24時間灯りがともる現代と違い、夜中になれば光がほどんどない暗闇の世界となっていたでしょう。その中で輝く満月は、いま、私たち目にするよりもはるかに美しかったに違いありません。
この扇子は古来の日本人が見た満月をモチーフに、私たちのDNAにも刻まれる美意識を表現しています。深みのある黒地に、大胆に金箔をあしらったデザイン。扇のように開閉するものに、大きな箔を貼る技術は箔一ならではのものです。

伝統的な技法を伝承した
金沢箔扇子
「金沢箔扇子」は箔・ちぎり箔・野毛・切り箔・砂子といった古くから伝わる箔材料で作られています。 古来の歌集や短冊、屏風などに用いられた和紙への装飾や日本画の技術を扇子に応用しました。
伝統技法と箔に精通している職人だからこそ成せる技。箔を貼る際に用いる接着も膠(にかわ)と礬水(どうさ)で仕立てる程、伝統にこだわった扇子です。
また、金沢箔扇子は扇子のパーツである「扇面」「扇骨」加飾の「箔貼り」完成までの「組立」をそれぞれの職人が分業で行うことで、最高の品質でお客様の元へお届けいたします。
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金沢箔の自然な表情や
色合いを楽しむ一品
金沢箔扇子は金沢箔が持っている薄さ、柔らかさを存分に活かした加飾性を楽しんでいただけます。 箔一の金沢箔扇子ではその特性によって3種類のシリーズを展開しています。
《 墨 美 》自然をモチーフにちぎり箔でスタイリッシュに表現。
《 箔 美 》金沢箔を1枚大胆に貼ったのが特徴。偶然できたデザインが1枚の箔に表現される様子が楽しめます。
《 ちらし美 》昔ながらの箔材料をふんだんに使った扇子。万人受けするデザインが多く人気です。

細部にまでこだわった
箔一オリジナル扇子
使えば使うほど手に馴染み、味わい深くなる金沢箔扇子。箔の他に扇面、扇骨にもこだわりがあります。
島根県産の竹に高知県産の和紙。金沢箔扇子にふさわしい素材を日本全国探し回った結果、ここにたどり着きました。 純国産にこだわりそれぞれの職人が最高のパフォーマンスで提供するからこそ、品質の高い金沢箔扇子が完成します。
職人の「技」、日本の「粋」、使う人の感性にあわせて楽しみ方が異なるのも金沢箔扇子の特徴のひとつです。