
二曲一双屏風 風神雷神
琳派の創始者として名高い俵屋宗達の代表作「風神雷神図屏風」を、箔一の職人が精緻に再現。金箔は1枚ずつ丁寧に貼り仕上げ、職人が顔料を用いて一筆一筆手描きで仕上げた、現代にも通じる圧倒的な存在感を持つ逸品です。

俵屋宗達とは
俵屋宗達(たわらや そうたつ)は、江戸時代初期(17世紀前半)に京都で活躍した絵師であり、琳派の創始者とされる人物です。もともとは扇屋や商人だったとも言われ、町衆文化の中から独自の芸術を築きました。彼の絵には明確な筆致、余白の妙、装飾性が融合しており、日本美術史において革新的な存在として知られています。
宗達の作品は、豪華絢爛でありながらも静謐さを併せ持ち、代表作「風神雷神図屏風」は、京都・建仁寺に所蔵される国宝としても有名です。