
利休屏風 寿松
末永い繁栄や家運隆盛を願う題材とされ、慶びの節目を寿ぐ贈り物や、格式ある空間を引き立てる一枚として、世代を超えて受け継ぐにふさわしい逸品。
「寿松」は、その名の通り「寿ぎ(ことほぎ)」を意味し、吉兆をもたらす題材として屏風に金を用いて描きました。
利休屏風では、金沢箔の豊かな光彩を背景に、悠然と枝を伸ばす松を荘厳に描いています。

本金箔 盛上箔絵
「寿松」では、箔を盛り上げる高度な技法によって、絵画に立体感と陰影を与える伝統表現を用いています。光を受けてきらめく箔の輝きは、見る角度によって表情を変え、遠近の奥行きや色彩の深みを引き出します。平面を超えた迫真の美を纏うその表現は、卓越した職人技と美意識が織りなす逸品です。
※画像は「利休屏風 寿松(白)」です。

金箔がもたらす奥行きと迫力
屏風全体に貼られた金沢箔は、光の角度や強さによって表情を変え、寿松をより際立たせます。
金箔の輝きが空間全体に荘厳な雰囲気をもたらし、日本古来の美意識を感じさせます。

細部にまで見せるこだわり
屏風の周りを囲む椽(ふち)の角には固定のための金具を用いています。
金具の色は屏風の種類によって異なり、寿松(金)では金色の金具を用いています。
金具を固定する飾り釘は、外から見えないように打っているほどこだわりの詰まった逸品です。

用途・飾り方
リビングや、玄関などに飾ることで、空間に格調高い静けさと気品をもたらします。
ご自宅やオフィスの雰囲気に合わせてお好みのデザインをお選びください。