新築祝いのお返し、内祝いについて。

2021年09月28日

新しい住居での暮らしを始めるにあたって、親戚や友人、上司などから心のこもった新築祝いや引っ越し祝いをいただくことは、とてもうれしいものです。
お祝いやプレゼントをいただいたら、感謝の気持ちを込めてお返しをしましょう。
お返しのことを、新築内祝いといいます。ここでは、この新築内祝いについて紹介します。

内祝いの相場は、いただいた金額の半額が目安。

新築内祝いの相場についてご紹介します。お返しの相場は、いただいた金額の半分程度が目安となります。これは、引っ越し祝いの場合でも同様です。
現金や商品券でいただいた場合には量りやすいですが、プレゼントの品をいただいた場合は、金額がわからないというケースもあるかもしれません。
そういったときには、おおむね内祝いの定番とされている商品から選べば間違いがないでしょう。
例えば、お菓子や食品の詰め合わせがおすすめです。目安とすると1000円～3000円の間で、相手の好みに合わせて選びましょう。

内祝いの蝶結びの熨斗(のし)をつけて。

熨斗には内祝い、もしくは新築内祝い、と書きましょう。内祝いの本来の意味は、内々のお祝いということで、うれしい出来事があったときに、親密な人たちと喜びを分かち合うために贈られるものです。現代では、内祝いは、ほとんどがお返し意味で使われるようになりました。ただし「お返し」という言葉は、直接的すぎて、礼を失するケースもあるようですので、お礼状などでも「内祝い」とするほうが丁寧な印象を与えます。「もらったから返す」ではなく「喜びを分かち合うため」とすることで、互いに気持ちよく贈り物を交換できます。また、お祝いの熨斗には、蝶結びと結び切りの2種類がありますが、蝶結びを選びましょう。蝶結びは、結び直しができることから「何度あってもよいこと」に用いられるものです。

お披露目会でもよいとされています。

住宅を新築した際には、お披露目会を行うこともあります。その際には、食事や飲み物など、おもてなしを用意することで、内祝いの代わりとすることもできます。新居を手に入れられたのは、両親や上司、仕事仲間などの協力があったからこそ。そうした方に、新居の完成を報告し、実際に見ていただくのは、とても喜ばれることです。また、これから新築を考えている友人などがいれば、参考にしていただくことも多いでしょう。